2008.02.18 「挨拶日本一の彼が教えてくれたもの」
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昔、先輩から『人として大切な当たり前のことは4つある』と教わりました。
・挨拶
・お掃除、整理整頓
・返事
・思いやり
「香取、挨拶は人として当たり前のこと。朝起きて家族と顔をあわせれば『おはよう』だし、夜寝るときには『おやすみなさい』でしょっ!! そこに理由なんかないよね。当たり前だから挨拶をする。それが人として自然なことだから。コレは家族以外も一緒!!
だからここでも同じ!! 働く仲間は大切な家族だから、朝は元気良く『おはよう!!』志事が終わる時には『お疲れ様でした』そして、お客さまは大切な友達だと思ってね!! 大切な友達だったら『いらっしゃぃ』で終わらないもんね。
でもね、挨拶だけしておけばそれで良いってわけじゃない。だって挨拶だけしてれば良いんだったら、ロボットでもいいでしょっ……。今だったら自動販売機だって挨拶するもんね。
『イラッシャイマセ、コンニチハ……』
お客さまは自動販売機に挨拶されて返さないでしょっ(笑)
『あぁ、どうもこんにちは……』って……。
でも、僕ら人間だったらどうか? 僕らが気持ち込めて挨拶したら、された相手も返してくれることがあるでしょ。コレが挨拶だよね。だから、相手に返してもらえるような挨拶をすることが大事なんだよ。返ってこないものはロボットがしたのと一緒、コレは挨拶じゃなくて、掛け声……。だから挨拶は、相手に返してもらえるような挨拶をしようね!!」
その後、先輩と一緒に他の先輩が行っている挨拶を実際に見に行って、どんな風に挨拶をすると、お客さま(相手)も返しやすいのかを勉強しました。
この人として当たり前のことの中でも、大切な挨拶ですが日本中には凄い挨拶をする人たちがたくさんいますね。僕の知り合いの会社に、とある清掃会社があります。挨拶だったら日本一と言うスタッフがいます。
どんな風に日本一かと言うと、社長曰く日本一の挨拶をする彼は誰よりも朝早く出勤してその日一緒に働く全員と挨拶をします。一番に出社した彼は、事務所の清掃などの準備を終えると、会社の入り口にたって出勤する全員に元気な挨拶をします。
ターゲットを見つけると駆け寄って、気をつけの姿勢から元気良く、
「○○さん、おはようございます!!」
と言って、深々と頭を下げます。
次の瞬間、自分が挨拶をした相手の顔を見つめ、返す挨拶をジャッジしてくれるます(笑)。
そして相手のした挨拶が彼の中で合格だと、「ヨシッ!!」と言ってジャッジしてくれます。そしてまた、次のターゲットへ向かいます。
こうして彼はその日働く全員と挨拶を交わすのです。実はこれ、自閉症の彼の中でのルールなんだそうです。どうやら彼のルールでは、全員と納得のいく挨拶をしてからじゃないと志事をはじめないという、彼の中でのルールのようです。
彼のお陰で、社内での挨拶が盛んになったと言います。
そんなある日、社長が挨拶をきちんと返さない日があったそうです。急いでいた社長は朝、彼から挨拶をされた時、いつものように立ち止まって挨拶を返さず、自分の用事を優先し歩きながら挨拶をしたそうです。
すると、彼の中ではそれは挨拶ではないんでしょうね。ジャッジが下ります。
「……んっ?」
すっかり挨拶を済ましたと思って足早に歩く社長を追っかけてきたそうです。そして社長を追い抜かすと、また目の前にたってそれこそ先ほどのテンションとなんら変らずに、気をつけの姿勢から元気良く、
「○○さん、おはようございます!!」
と言って、深々と頭を下げ社長が返すのを待っています。
さすがに社長も気づいて、彼の方を向いて挨拶をしてなかったことを反省し足を止め、彼に元気に挨拶をします。
「○○君、さっきはきちんと挨拶できなくてごめんなさい。
改めて、○○君、おはようございます!!」
すると挨拶日本一の彼はジャッジをしてくれます。
「ヨシッ!!」
最幸ですね!!
社長は言います。この彼と一緒に働いてみて挨拶の大切さを痛感しました。本当に彼に感謝ですねと……。
僕はこの話を聴いて自分自身を振り返ってみました。
元ディズニーで働いていたし、先輩からも挨拶の大切さは教えこまれている自分に少なからず自信はありました……。でも、もし自分が彼の立場だったとしたら、彼のように1回挨拶をして返してもらえなかった人の所へもう一度行き、しかも同じテンションで挨拶をするのかなぁ……と……。
きっと僕は返してくれなかった人に向けて、文句の1つでも言っていたと思います。『俺が挨拶してやってんのに、あいつ返さんかった(怒)。2度とあいつに挨拶なんかするもんか(怒)』
さらにくだらない優先順位を決めていたこともあります。
『俺が先輩で、お前が後輩だろっ。後輩が最初に挨拶してくんのが当たり前だろが(怒)』
彼らは違いました。
挨拶を返してくれようがくれまいが、自分が納得するまで文句も言わず、さっきと変らないテンションで、同じように挨拶をしています。
一般に障がい者と、健常者ということで分けられていますが、本当に障がいを持っているのは、僕の方なのかも知れません。どんなに仕事ができ沢山の素晴らしい技術で、凄いものを作れても、まずは人として大切なことが気持ちよくできないのであれば、そっちの方がよほど障害です。
彼らと一緒にいると本当に大切なことを僕らに教えてくれるのです。
〜明日につづく〜
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僕の友人でもあり、大好きな経営者の一人です。
元は極道ですが、現在では経営者として後輩たちの先頭に立ち、一所懸命に社会に尽くそうと努力するその姿勢に僕は共感しました。是非読んでください。
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この記事へのコメント
昨日、三重県鈴鹿市での講演に行きました。僕は今、45歳です。香取さんの話を聞いて、100歳まで生きる。という目標をたてました。まだまだおもしろい事との出会いがたくさん僕を待っているような気がしたからです。
投稿者 : まる at 2008年02月28日 01:09
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2008年02月18日 03:04 |日記 |コメント(1)