2008.02.20「ゴミを出してくれて、ありがとうございます」

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一昨日から引き続いて、お話してきた清掃会社のスタッフが、自分の仕事にスイッチが入ったキッカケをお話しましょう!!

その清掃会社にはダウン症の彼がいます。
TVなどでも見たことがあるかと思いますが、一般に障がいを持っている人達の中には、僕らにはないスピリチアルな特別な能力を持っていたりすることがあると言います。

例えば、カレンダーボーイと言われる人達は、何年何月何日は何曜日?と質問をすると、即座に何曜日と答えられたり、時計もないのに今何時何分がわかったり、いつも同じ時間になると今居る場所を飛び出して、それが生まれて初めての場所であっても、必ず戻ってこられたり。

その清掃会社にいるダウン症の彼も、もの凄い能力を持っているそうで、その彼は記憶力がもの凄く良いそうです。なので、彼の仕事は清掃車の助手席に乗り、ナビゲーションをしたりするお志事です。

特に新人が入った時には、彼がナビゲートする車に乗せると、1週間と経たないうちに皆まじめに仕事をするようになります。だって彼らは絶対にウソを付かないし、約束をまもり、人の悪口を言いません。そんな彼と一緒に毎日居れば、皆自分の汚さに気づいて反省し、しかも横で一所懸命に志事をする彼らと居ることでサボることさえも考えなくなるからだそうです。

そんなある日、その彼が奇跡を起してくれたのです。


いつものようにゴミ収集をしていると、あるポイントで彼が皆に言いました。

「さぁ、じゃぁ次に行くよ!!」
「ちょっと待ってください」
「えっ!! ○○くんどうしたの?」
「まだ、もうちょっと待ちましょう」

「はっ!? 何言っているの? 早く次に行かないと行けないんだよ」
「でも、まだゴミを出していない人がいます」
「……ちょっと待って、あのね、ゴミは時間で出してもらうことに決まっているから、出してない人とかじゃなくて、次に行かないと行けないんだよ」

「大丈夫、もうすぐ来ます」
「へっ、何でそんなことわかるの?」

すると、道の奥のほうから腰の曲がったお婆ぁが『待ってぇ〜』とゴミを片手に歩いてきます。

「ほらね」

ニコッと、微笑んだ彼はお婆ぁの方へ走って行き声を掛けたそうです。

「お婆ちゃん、大丈夫ですよ。僕が持ちますから」
「ごめんねぇ、もう、こんな体だから、いつも遅れて迷惑かけてねぇ」

そうなんです。この清掃会社が担当する市は、過疎化が進み高齢者が1人で住んでいる人の多い地域なのです。申し訳なさそうに謝るそのお婆ちゃんに彼がとんでもない返事をするのです。

「何言っているんですかぁ、お婆ちゃん。
 僕らの方こそ、毎日ゴミを出してくれてありがとうございます」

この言葉にお婆ちゃんもヒッタマゲます。

だって、ゴミを出して、今まで一度でもありがとうございますってお礼を言われることなんかないですよね。ビックリしたお婆ちゃんは、凄く嬉しかったんでしょうね。その後、この事を手紙に書いてくれました。

しかも、その手紙を出した相手は、その市の市長宛に……。

『……○○市長、先日凄いことが起きました。
 年寄りの1人暮らしで、毎日のゴミだしもきつく、時間通りに出せないことも多々あります。そんな中、先日もゴミを出すのが遅れ、謝る私にあのゴミ収集のスタッフがこんなことを言ってくれたのです。 『何言っているんですか、こちらこそ、毎日ゴミを出してくれてありがとうございます』って……。

 あんなに素晴らしいスタッフの居るゴミ回収業者を選んだあなたは素晴らしい、私はあなたをこれからもずっと支持します』

その手紙をもらった市長も驚き、感謝状を持って会社に来てくれました。
すぐさまそのことが社内に広がります。


〜ゴミを出してくれて、ありがとうございます〜


社員の何人かが彼の言った言葉を、心の中で何度も復唱します。そして自分達が行っている志事の本当の意味を考えます。


〜そうだよなぁ、ゴミを出してくれる人が居るから、僕らの志事がある〜


そして、従業員の何人かがもっと深くこのことを考えるのです。


〜たかがこんな仕事だけど、俺らがゴミを回収することで、ほんのちょっとかもしれないけど、市民の人達の役に立ててるんだよなぁ。俺らが居ることで市民の方、ひとり1人の快適な生活ができるようにお手伝いすることが俺らの志事なんだよなぁ〜

その瞬間にスイッチが入ります。

それまで、その会社のスタッフの中には、自分がゴミ収集の仕事をしていることすら、自分の子供達に隠していた人もいます……。だって、それを息子や娘たちが学校で友達に話したら……。もしかして、お前の父ちゃんゴミ屋だからクセェーから近くにくんなとかイジメられるかも……。

自分の仕事を頭から否定している人も居ました。

どうせ俺の仕事なんか誰にでもできる……。手がなかろうが、足がなかろうが、頭がイカレテようが、そんな誰にでだってできるようなこんな仕事しか俺はできないんだ……。

しかし、彼のあの一言が彼らに自分の仕事の本当の意味を教えてくれるのです。


〜ゴミを出してくれて、ありがとうございます〜


たかが、ゴミ回収かもしれない。誰にだってできる仕事かもしれない。でもこんな自分達の仕事でも誰かの役に立っているし、こんな仕事でもなくなったらきっと困る人達が居るはずだ。

俺らのやっているこの志事は、世の中にとって小さいけど必要な大切な仕事のひとつなんだ!!

そして、それまで口ではお客さまのことを考え行動しようと言いながら、自分達の仕事のお客さまは、市役所の衛生課で仕事をくれる担当者だけで、仕事をくれるこの人に媚を売り、同業者に仕事をとられないように足を引張り、接待に談合……。そんな社長も彼の一言でスイッチが入ります。

本当のお客さまは役所の関係者でもなければ、直接仕事をくれる担当者でもない、この街に住んでいる市民の人たちなんだ。その市民の方々が喜んでくれる仕事が僕らの志事なんだと。

そして本気のスイッチが入ったスタッフが次々と奇跡をおこします。

昨年の12月、スイッチの入ったスタッフがサンタクロースの衣装を買ってきて作業着の上からその衣装を着て、25日のXmas当日までゴミ回収を行いました。

「だって香取さん、ゴミ出そうと外に出たら街中にサンタが居たら最幸でしょっ!! ……ただ、持っているもんはゴミ袋だけど(笑)」


最幸です!!

今行っている仕事を、たかがこんな仕事とするのも、こんなに素晴らしい仕事と決めるのも自分ですね。仕事は働く僕らが決めています。仕事のそのものが素晴らしいのではなく、その志事をする僕らが、最幸だと決めているから、最幸の志事になるだと思います。

いつでも決めているのは自分です。
どんな仕事でも、本気のスイッチを入れた瞬間、世界で最幸の志事になるんだと言う事を教えてもらいました。

今日もスイッチ入れて顔晴ろう!!
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2008年02月20日 02:52 |日記 | トラックバック(2) コメント(5)



感動しました、香取さんのメルマガに。山元加津子先生も登場。今... from この地球の、同じ時間を          *百世のカフェ・ル...

すごくすごく感動したので、シェアしますね。ああ、そうだな、大切なことって、こういうことだって。自分だけではもったいないので、ぜひ読んでみてください。このメルマガ... [続きを読む]
トラックバック時刻 : 2008年02月22日 10:21

文字数オーバーで入りきらなかったので、続きです。 from この地球の、同じ時間を          *百世のカフェ・ル...

沖縄教育出版さんについては、また香取さんのメルマガに戻りますが、次のようにご紹介されています。↓以下、香取さんのメルマガより------------------... [続きを読む]
トラックバック時刻 : 2008年02月22日 10:24

この記事へのコメント

こんにちは。シンマ先生のセミナーによく子連れで来ています、
『ブログ成功バイブル』の百世です。

メルマガ、感動しました!!
障がい児のお母さんに昨日、メール転送し、
ブログでもご紹介させていただきました。

そのお母さんは24日はご都合がつかなくて残念なのですが、
一人でも多くの方にこのメルマガと映画が届くことを願っています。

投稿者 : 百世瑛衣乎 at 2008年02月22日 10:29

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昨日は 虎ノ門のニッショーホールで
「1/4も奇跡 〜ほんとうのことだから〜」の
上映会、講演会に参加させていただき
ほんとうにありがとうございました。

ディズニーの本のタイトルだけは存じておりましたが
本やさんで スルーをしていました。
…ごめんなさい。

上映会、講演会とも、とても感動いたしました。

お二人の前説は ほんとうに豪華でしたね。
家にもどり、お二人のHPをじっくりみせていただきました。

前説の最後にPCで上映した「ありがとう」が
とても感動し、涙がこぼれてしかたがありませんでした。
もし、U−Tubeなどで見ることができるのでしたら、
教えていただくことは可能でしょうか?
以前、どこかで見たことがあるのです。

メールアドレスをさがしたのですが わかりませんでした。
失礼かと思いましたが こちらでおたずねさせていただきます。

投稿者 : こあら at 2008年02月25日 19:21

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凄く!感動です!!
人間力って凄いですね・・・
たくさんの人にメルマガ発信したいと思います。

過去が咲いている今

未来の蕾で一杯な今

投稿者 : ドリーム at 2008年03月01日 02:00

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香取先生、先日は佐賀にお越し下さって、有難う御座いました。凄くて、素敵で、そして多くの感動を頂きました。次の7月も多くの部員を誘って伺いたいと思います。今後ともお体に気をつけられて頑張って下さい。

投稿者 : 坂本 佐賀県青連 at 2008年04月01日 07:53

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香取様、先日『てっぺん』でお会いしました、JTBの清宮です。思いがけずご一緒させていただくことができ、大変楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
またブログも初めて、拝見いたしましたが大変感動的な話でした。ありきたりな表現ですが、心が洗われる思いでした。
お話をお伺いした『沖縄教育出版』のホムペも早速開いてみましたが素晴らしい会社ですね。朝礼を活気づけると一日のモチベーションがあがる、しごく当然のことながらなかなかできないことだと思います。このような素晴らしい会社が地方で頑張っているというところを是非沖縄に修学旅行に行った生徒に見せたいものです。
またどこかでお会いできるのを楽しみにしております。今後ともよろしくお願いいたします。

投稿者 : 清宮芳夫 at 2008年04月07日 19:57

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