2005.08.09「感動を呼ぶサービスに必要なこと」
今日のお話は以前、僕が家電店の社長から聴いたお話です。
家電店では、買っていただいた商品をお客さまの家まで行って据え付けるサービスを行っています。しかし、それは大型家電の場合で、中には微妙な商品もあります。
ある日、おばあちゃんが来店され、電子レンジを購入しました。
対応したスタッフは、電子レンジは大型家電ではないので、据付ができないことを知り、腰の曲がったおばあちゃんにはとてもじゃないけど、その場で渡したり、宅配サービスで玄関まで運ぶサービスを進められずに悩んだそうです。
そこで、そのスタッフはおばあちゃんに、明日だったら僕が直接持って行って、据付してあげるよ!! って言ったそうです。おばあちゃんも喜んでくれて、いざ翌日……。
お店からおばあちゃんの家までは片道45分、おばあちゃんの家で商品を据え付けて操作を教えてあげ90分、往復トータル3時間お店を空けておばあちゃんのためにスタッフはがんばりした。
この話を聴いて、
「凄くいい話じゃないですか、是非社内でも表彰してこれからも伝説のサービスを創って行きましょう!!」
しかし返ってきた社長の答えは……。
「いやぁ香取さん、それを賞賛したら他の従業員も真似してしまいますよ、そしたら誰がお店のお客様を対応するんですか? みんながそうやって店を出ていったら、それこそ売り上げが落ちてしまうじゃないですか?」
「……」
せっかくの感動のサービスもそれを受け入れる風土がなければ、ただの迷惑となってしまうようです。でもそれって本当なんだろか?
これがもし、東京ディズニーランドやリッツカールトン大阪のような感動創造企業だったらどうだっただろう……。きっとそのスタッフがおばあちゃんの為に、店を出て行ってくると言ったら、他の従業員が「頑張れ!!」って応援し、店舗にスタッフが足りないのなら、バックで働く従業員が協力してその穴をカバーすんじゃないかと思いました。
わが社にCSを!! と叫ぶ企業は多いのですが、本当にそれを実践した時の風土ESがなかったとしたら、「この忙しいのに、一人の客に何時間かけてんだ」となってしまい、2度と伝説のサービスは生まれないでしょう。
「CS=ES」当たり前のことですが、感動を呼ぶサービスに必要なことは、チーム全員でお客様を感動させよう!! という風土だと改めて感じました。
この記事へのコメント
その通りだと感じます。
「CS=ES」
大切ですよね。感動企業に欠かす事の出来ない第一歩
と感じます。
日本は規則が優先されているのでは無いでしょうか。
21世紀は「人」の時代がやってくると思います。
時代の流れに敏感に反応しきれず、企業内改革を怠っ
た会社は取り返しの付かない事になりかねません。
自分はそう感じています。
会社全体が感動気質となれば、香取さんが書かれてい
る通り、自然と助け合いが生じ良いものがうまれて来
ると感じました。
投稿者 : 平光 at 2005年08月13日 17:47
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2005年08月09日 11:58 |日記 |コメント(1)