「思い通りにならない事を受け入れ楽しむスポーツ⁉」

昨日は、関東でも季節外れの春一番が吹くかも知れないって天気予報でも言ってましたが、朝10:00ぐらいから風向きが南から北になり、残念ながら春一番にはなりませんでした。実はそれを狙って波乗り(サーフィン)に行って来ちゃったんですよね(笑)
朝イチから実家で待機してると、予想通り昨夜の南風の影響で、波のサイズがバンバンあがってましたが、風は強いままで、ジャンクなコンディションでした。でも10時を過ぎたあたりから、風向きが変わり、波が良くなって来て、急いで支度をして入らせていただきました。
ほんの1時間ちょっとでしたが、6本中に2本いいのに乗せてもらって最幸でした。
でも改めて数えて見ると1時間に6本って、サーフィンって効率の悪いスポーツなんですよね〜(笑)
僕は、サーフィンを波乗りって言ってるんですが、実は乗ってる時間はほんのちょっとで、その他は乗れる波を待つ時間の方が多いんです。だからホントは波待ちってスポーツなのかも知れませんね(笑)
そこで今日は、波乗り(サーフィン)をちょっと考えてみたんですね。そしたらサーフィンも人生も仕事も、やっぱり一緒なんだなぁって‼
先ずはサーフィンの本質、波乗りしてる時間について考えてみると、どんなに良い波に乗せてもらったとしても、テイクオフ(パドルしながら波の上を滑り出して板の上に立つ)してから乗り終わるまでで、10秒乗れたら最幸、30秒(僕の技量では稀ですが……)も乗れたらアドレナリン出っぱなしで超〜気持ちいいって感じで、1分も乗ったらもう足パンパンなんじゃないですかね〜。
そして、海に入って上がってくるまでに、海の中の混雑状況にもよりますが、例えば2時間ぐらい入って、最高で20本も乗れたら足パンパン、僕のレベルだと10本前後なんじゃないかなと思います。
これを計算してみると、僕の場合東京から目的のビーチまで片道車で2時間、海に入って2時間、また片道2時間かけて帰ると全部で6時間。その中で波に乗っている時間は僕の技量で良く見積もったとして20本、1本あたり30秒乗れたとして、波に乗ってる時間はたった10分なんですねぇ。
行き帰り6時間かけて、乗ってるのはたったの10分……。しかもコレはたくさん本数乗れて、いい波で30秒も乗れたらの話で、実際の僕の技量じゃ、わずか数秒のライディングなんてのもザラなわけで、実際にはもっと短い時間なんです。
さらに、滑るのは波の上ですから、滑る斜面は常に動いてるし、その日の風向き、潮の干満、波のウネリの向きや大きさによって、同じ波はないわけで、どんなに予定を前から立てていても、その日に海に行ってみたら、波が全然なくて、波乗りさえできない日もあれば、行ってみたらデカすぎで手に負えないこともある……。
実は全く自分の思った通りにはならない中で、いかにその状況を受け入れて、その中で自分がいかに楽しむ事ができるのかって事を試されれてるスポーツなんだなって気づきました(笑)。
たくさんの自分ではどうしようもない、思い通りにならない事がありながら、その中でも、時間にしたらたった一瞬かもしれないけど、最幸の瞬間があったりして、その最幸の瞬間の為に、何度でも通っちゃうし、真冬の寒い中、また海に通ってしまうんですよね。
でもコレって陸の上でも全く一緒なんじゃないかなぁと思うんです。
人生も仕事も、自分の思い描いた通りに事が進んで、思う通りの結果が得られてたら幸せなのかもしれないけど、そんなラッキーばかりは起こらないし……、でも逆に思い通りにはなかなかならないからこそ、その中で全ての事を受け入れて、それでもやり続けてたら、ほんの一瞬かもしれないけど、最幸の瞬間があって、だからこそ何度も何度もチャレンジし続ける事ができるんだと思います。
大概、うまく行かない時って言うのは、思い通りにはならない事を、無理矢理思い通りにしようとしてるんですよね。
自分では思い取りにはならないって知りながら、それでも行動して(海に行ってみて)みたら、そこに最幸の瞬間があるかも知れない。だからなんでも、行動しなきゃ始まらないですもんね。
やっぱり、波乗りは難しいです……。でもなかなか上達しないから面白いわけで、人生も仕事も、思い通りにならないからこそ、楽しいのかもしれないですね!!